風俗営業

今回は風俗営業についてお話いたします。

先ず、風俗営業とは・・・

待合・料理店・キャバレー・ダンス ホール・パチンコ店・マージャン店など、客に飲食・遊興や射幸的な遊技をさせる営業の総称。

お客様に飲食だけでなく、接待したり(談笑やお酌すること)、ダンスホールを設けてダンスさせたりすることは、風俗営業1号～6号の接待等飲食店営業に該当し、風俗営業許可の取得が必要になります。

また、このようなことがなくても店内の照明が極端に暗いお店(10ルクス以下)は風俗営業にあたるとされています。

その他、麻雀・ぱちんこ・ゲームセンターは風俗営業7号、8号の遊技場営業に該当し、同じく許可を得る必要があります。

風俗営業を営むには、所在地を管轄する都道府県公安委員会の許可が必要になります。

風俗営業は午前0時までしか営業することが出来ません。

（ただし、各都道府県が条例で地域や業種を定めて、午前0時より制限することも、午前1時まで延長することも可能である。）

午前0時以降もお酒を提供して営業することの出来るのは深夜酒類提供飲食店営業です。

ただし、深夜酒類提供飲食店営業は、お客を接待したりダンスしたりすることは出来ないので、風俗営業許可を得なければなりません。

しかし、『風俗営業』の営業時間制限逃れに利用されることを防止するため深夜酒類提供飲食店営業と風俗営業許可の併用は認められていません。

2006年頃から広まりを見せているガールズバー
の多くは、上記の『深夜酒類提供飲食店』として営業しているが、風俗営業に近い営業形態のため規制強化の傾向にあるようです。

接待等飲食店営業は、お客様に｢飲食｣させる、｢接待｣する、｢ダンス｣させるの、この3つの組み合わせによって以下のように定義されているといえます。

メイド喫茶
などは通常「風俗営業」にはならないが、店の接客形態によっては（行政から指導を受けるなどして）風俗営業許可を取得して営業しているところもある。

「風俗営業」となった場合、18歳未満の客の入店はできず、18歳未満の従業員に接客させることもできないので、風適法の適用外の店では、「風俗店では、ございません」等の注意書きや張り紙がなされている場合もある。

接待飲食等営業を営む場合は風俗営業の許可を要するが、性的なサービスを伴う場合は風適法第2条の第5項などで定義される性風俗店
などの性風俗関連特殊営業
となり、営業の許可ではなく所轄する公安委員会に所定の届出書を提出する必要がある。

ただし、ピンクサロン
やセクキャバ
は性的サービスがありながら、接待飲食等営業として営業していることが多いようです。

近年はサービスが多角化しその区別が曖昧になっているのが問題点であるかと思います。

今回は風俗営業の大まかな営業業態をお話いたしましたが、営業するにあたっての場所の基準、

設備・構造の基準等の決まり事があります。

それらに関しては次回のブログでお話いたします。

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